「え…?」 「ほら。早く寝て」 半ば強引に、佑真を部屋へ押し込む。 「いや、ちょっと待てって」 フラフラになりながらも、佑真はあたしの手を掴んだ。 「陽菜は帰れよ。オレ一人で大丈夫だから」 「でも…」 「いいから。帰ってくれよ」 ゼエゼエと息をしながら、佑真はそう言う。 やっぱり、迷惑よね…。