いつもより、髪は乱れていて、目もウツロ。 「陽菜…?」 「佑真、大丈夫なの?様子、見に来たんだけど…」 ちょっと。 思ったより、重症ぽくない!? 「大丈夫じゃない。頭イテー」 「ねえ、早く横になって」 「ああ。じゃあな…」 そう言って、ドアを閉めようとする佑真を、あたしは遮った。 「待って!何か食べた?食べてないなら、作るよ?」