「な、なあ。陽菜はどこら辺?」 「あたしは、2丁目の…」 そこまで言うと、佑真が割り込んできた。 「フォルテシモアパート!?」 「な、何で知ってるの?」 「だってオレ、そこに引っ越したんだよ…」 「ええ~!!」 あたしのこの叫び声は、廊下中に響き渡った。 なんて、言うまでもないよね…。