「いや~。最悪…」 「おい、大丈夫かよ?」 慌てて山川くんが、イスごとあたしの側へ来た。 「うん。ありがと。良かった~。書類濡れなくて」 「ついでに、パソコンにもかからなくて良かったな?」 「アハハ。ホントだ。はぁ~。ダメだなぁ」 こんなミスしちゃって、自己嫌悪…。 「山川くん、あたしちょっと頭冷やしてくる」