「だけどね、佑真。あたしは後悔してないから。ずっとずっと会いたくて、こうやってもう一度やり直せるんだもん」 「オレもだよ。この先、どんな事があったって、もう二度と陽菜を離さない」 抱きしめられた温もりに、今まで遠回りした時間が、少しずつ縮まっていく気がする。 「あたしも、もう二度と離れないから」 約束するよ。 重なる唇に、重なる心に、あたしは約束する。 もう、この恋を手放さないと…。