だけど…。 しばらく唇を重ね合わせた後、あたしは佑真を見上げて言った。 「ただ、やっぱり山川くんの優しさに、甘えたくはなくて…」 「うん。そう思うのは当たり前だよ」 佑真はあたしの髪を優しく撫でながら、軽く頷いた。 「オレは、会社では陽菜の事を割り切るし、それに…」 「それに?」 「由里香とちゃんと向き合う。ほとんど一方的に別れようって言ったから、納得できないのは当然だよな」