そんな…。 「嫌でも、いろんな部署の人間が知ってしまった以上、何らかの処分があると思え」 気の毒そうな顔で、そう言った上司を、あたしはただ、見つめるしかなかった。 この仕業が、由里香のものだって知る事になるのは、意外とすぐ…。 ただ佑真を好きという気持ちが、とんでもない事態を招いてしまったのだった。