あたしと彼の恋愛事情



会議室は、仕事をする場所とドア一枚で繋がっていて、12畳ほどの広さ。


正面にホワイトボードがあり、丸いテーブルと、それを囲む様に、20人くらいは座れるイスが配置されている。



「まあ、座れ」


上司と向かい合う様に、あたしと佑真は隣同士に座った。



「これ。こんな物がFAXで来たんだが、身に覚えあるか?」



差し出されたのは、一枚のA4用紙。