あたしと彼の恋愛事情



何で、急に思い出したんだろ。


まあ、いいや。


きっと、また聞けるチャンスはあるもんね。


朝礼の時と同じ様に、みんな自分のデスクの前に立ち、上司に目を向ける。


「どんなヤツかな?」


「山川くん、やけに気にしてない?」


「気にするよ。絶対に負けたくないからさ」