「違う、違う。ホテルからお詫びにと、スイートルームを貸してもらえてさ。そこに、お前たちを割り当てたから」 「え~!!」 「ちょっと待てよ。オレと陽菜の二人きり…?」 「おお。まあ、部屋は二つくらいあるから、嫌なら別々で寝ろよ」 ひょうひょうと言う田島くんに、あたしたちはしばらく、その場を動けなかった。 佑真と…スイートルーム?