「田島じゃん!懐かしいなぁ」 さっきまで、面倒臭そうな表情をしていた佑真は、パッと明るくなって、田島くんへ駆け寄った。 「矢吹、ちっとも連絡くれないんだもんなぁ。元気だったか?」 「元気、元気。お前は?」 「オレさ…、結婚したんだよ」 「ええ~!?」 恥ずかしそうに、頭をかく田島くんに、あたしと佑真は思い切りハモってしまった。