あたしと彼の恋愛事情



「西田!」


やっと仕事が終わって、給湯室から出てきた所を、山川くんに呼び止められた。



「あ、山川くん。お疲れ様」


「お疲れ。お前、もう帰る?」


「うん。今日は、もう残業しないよ」


なぜか、人一倍張り切る佑真のお陰で、クタクタだもん。


「じゃあさ、今日オレの家に来ないか?」


「えっ?」