ドキドキする気持ちを抑えながら、無我夢中でご飯を作っていると…、 「なあ、陽菜」 佑真が後ろからやって来た。 「な、何?」 子供みたいって、笑われそうだけど、佑真に近付かれるとドキドキする。 「お前さ、少しは気をつけろよ?」 「何が?」 そう聞くと、佑真は少し顔を赤くした。 「給湯室で、お前、山川とキスしてたろ?」