「だから、また会えるって。由里香たちと、またどこかに行こうぜ」 「うん…」 いいなぁ。 由里香はこれからも、ずっとずっと、佑真の側にいられる。 そんな姿を想像すると、自分勝手なヤキモチが沸いてきた。 「あたし、何か作るね」 あたしは、そう言うと、誤魔化す様に、台所へ向かった。 ダメ、ダメ。 普通にならなきゃ。 佑真は由里香の彼氏なの! 意識しちゃ、ダメ!