2人ぐらし~居候から始まった恋~

ココアが無くなったころ
突然ユウ君が真顔になった

「さっき家の事聞いた時困ってたじゃん、
もしかして帰れないとか?
違ったらごめんね」

私、分かりやすかったかな…
でも、迷惑かけるのも…

「な、何もないです…」

「何で目を逸らす?何かあっただろ」

……

ユウ君がズイッと近づいて来た

ち、近い…

「言って?」

私は降参して全て話した

お父さん
離婚
暴力
家を出て来た事

ユウ君は何も言わず頷きながら聞いてくれた

「無理やり聞いてごめんなつらかったよな」

ユウ君は私を抱きしめてくれた

ユウ君の腕の中は何故か落ち着いた