ソファーに座ったレイカさんに紅茶を出す。

「ありがとう。
私ユウから全部聞いたの。何か心配で来たんだ。
何も持って来ないで来たんだよね?」

「はい…
服はユウが買ってくれました。」

「そっかぁ…
ユウって女の子苦手だからちょっと心配だったけど、大丈夫そうね」


女の子が苦手…?


「何か嫌な事でも…?」

「ユウの事が好きだった女の子のストーカーが凄くて…ね」

…ス、ストーカー?!

「酷かったんですか?」

「まぁね…
そういえばユウは?」

「仕事行きましたよ?」

「えっ?!」

っ!!

急に大声出すからびっくりした…


「ど、どうしたんですか?」

「昨日メールで今日は仕事休みって言ってたのよ?」


今日は休み…?


「でも、今朝は仕事って…」

「女の子1人にして何やってんのよ…
電話してみる」

「あ、はい…」





2.3コールでユウはすぐ電話に出た。

「今日仕事休みでしょ?
サキちゃん1人にしてどこにいるわけ?」


かすかにユウの声は聞こえるけど何を言ってるかは聞こえない。