「手紙のこと…何か知ってるの?」

「俺んとこにも来てる」

「本当?」

「あぁ…同じ字だ」




 くわしく聞いて行くと、やっぱり優のことが好きな人みたいだ。





「優を好きな人って当たってもキリないんじゃない?」

「だよね~」


 私と塁君でこそこそと話す。




「あ?」


 きりっとしてる眉を寄せて私のほうに睨みを利かせる。




 なんで、私なのよ…!!



「とりあえず…莉子ちゃんは1人で行動をやめようか」

「いつもしてないじゃん」

「だね(笑)常に俺か優がいるね」

「うん」



 なんか影みたいに家以外はいる感じ。