俺様男子

「優…聞こえた?」

「ん…、あれたぶん…」



 優…何か知ってるのかな?




「たぶん?」

「俺のストーカー的な…?」

「やっぱりか…」



 でもなんで知ってるの?





 私がそう聞こうと思ったら向こうから話してくれた。




「最近毎日手紙届くんだよな。同じ奴から」

「え……」

「どした?」




 優のところにもだったんだ。





「優、ちょっと来て!!」



 私は優の腕を引っ張って公園に連れて行った。



「は? 塁…?」

「優?」



 ベンチに座って足をぶらぶらさせていた塁君がこっちを見る。