俺様男子

 学校を出てダッシュで2人を探す。



「あ、いた……」




 それほど走ることなく、難なく見つけれた2人は楽しそうに笑ってブランコで遊んでる。




 精神年齢いくつだよ……。





 俺はここで先に帰るような気のきく奴じゃねぇよ。




 悪いな、塁。




 俺も急いで2人に駆け寄る。




「「あ、優~♪」」



 二人とも笑って迎えてくれる。




 この二人、恋人っていうより兄妹みてぇだな…。




 同じ顔して笑ってやがる。




「お呼び出しだったの~?」

「んー…」

「可愛い子?」

「北川」


 莉子が色々聞いてきた。




 少し楽しんでる様子だ。





 俺がその名前をだすと、目をさらに輝かせる。