俺様男子

 *優side*



 少し遅れて教室に入った。



「あら、どうしたの?」


 香水臭いオバサン先生が近寄ってきた。





「ちょっと保健室に」

「そう…早く座って」

「はい」




 席に座ると、前を向いていた塁が勢いよく振り返った。


「うあ! 急になんだよ」

「莉子ちゃんは!? さっきまで一緒だったよね!?」

「保健室で寝かせてきたけど…?」

「体調悪いの!?」

「頭打ったみたい」



 すっげぇ心配してんぞ、塁。





「この授業終わったら保健室行こう」

「そうだね…」




 不安そうに返事をした塁は再び前を向く。






 授業が頭に入んねぇ。