思っている以上に見られているし、理解してたりする。
休みの日には莉子のほっぺをつまんで遊んだりしていると琉も一緒にいじる。
「…二人とも分身だよね~」
「ママ面白いもん~」
…中身まで俺らしい。
「優の駄目なところだけ似ちゃって…」
なんて莉子は言うけど、顔はニヤ付いてる。
嬉しそうだ。
「琉、いいか? 莉子みたいな女には気をつけろよ? 取って喰われるからな?」
「うん!」
暴れないように莉子の両手を捕まえてから琉に教える。
「優! 何教えてるの!!」
「はは、逆だな」
「……どうしよ、琉も優みたいに俺様になっちゃったら…」
「俺様じゃないんだけど」
俺はそう言いながら琉の目を俺の手で隠して莉子にキスをした。
「…////」
「いい加減なれろよ…」
「う、うるさい!!」
「新鮮な反応どーも」