俺様男子


「…よりによってそこなんだ」

「そうなの~。塁も自ら傷ついちゃって(笑)」




 クスクスと笑った柚ちゃんは塁君のほうを見る。




「なんだよ! もう、柚は俺が好きなんだからいいんだって」

「へぇ♪ まあ、仲良くね~」



 3人とも微妙に席が離れてしまい、今は私の机の周りに集まってる。




 暫くすると、優が教室に入ってきた。



「お、優。おはよ」

「はよ…」

「朝からシラけた顔すんなよ!!」

「わり」



 3学期に比べて少し笑うようになった優は私たちの傍に来た。




「…草野さんは?」




 何の遠慮もせずに柚ちゃんが言う。




 周りの空気が一瞬凍ったけど、すぐに返事が返ってきた。




「別れた」



「「「え!!??」」」


「何」

「…優! どういうことだよ!?」

「今だから言えるけど、あいつおかしい」

「……噂で聞いたけど…どっかの有名な組の愛娘なんだって?」





 …塁君の言葉に私は固まった。