夏弥君に送ってもらい、家に着くとちょうどお母さんたちも返ってきたところみたいだった。
「…こんばんは」
「あら……、どちらさまでしたっけ…」
「優の弟です」
「あぁ!! 夏弥君? 大きくなったわね~」
玄関先でお母さんと夏弥君が話してる。
「…莉子ちゃん、まだ体調は万全じゃないのでゆっくり休ませてあげてくださいね」
「わかったわー。また優君とは違う良さがあるのね~」
「はい?」
「なんでもないわ~。わざわざ送ってくれてありがとうね」
「気にしないでください。じゃーね、莉子ちゃん」
お母さんと話し終わったのか手を振って帰って行った夏弥君。
「…さ、今日は早めに寝なさいよー」
「うん…」
今夜は寝られそうにないな。
そう思いながらも仕方なくベッドに入った。

