俺様男子


 何が何だか分からなかった。





「俺が守ればいいんだよな」




 独り言のように呟いた優は私の腕を掴んでリビングに入った。






 何が起こってるの…?





「優!!!! どうして!!??」

「何?うるせぇな」




 草野さんに向かって少し大きな声で言った優。



 …彼女だよ?




「…どうして!! どうなってもいいって言うの!?」

「あぁ。俺が守る」

「………絶対許さない、鈴木莉子…!!!!」




 大きな声で叫び声のよう。




 草野さんは目を吊り上げて帰って行った。






「…莉子、もう帰れ」

「え…?」

「夏弥送ってやれ」




 優?




 何がしたいのよ。