ゆっくり、まったりした時間を2人で過ごした。


 私の体調まで配慮してくれたのか、適度にお昼寝とかもした。





「…ちょっと休もうか。莉子ちゃん、寝むそう」



 夏弥君とテレビゲームをして疲れてしまった私をソファに横にさせる。


「ありがと。でも夏弥君も一緒に座ろ?」

「ん、いいよ」



 体を起こして横に夏弥君が座る。




「もたれかかっても大丈夫だからね」



 そう言って笑う夏弥君の肩をお借りしていつの間にか夢の中。




 知らない人と、知らない人との子供と過ごしている自分を見た。






 誰よ、あの人。




 本当に私の恋は終わっちゃうんだ…。




 そう思った瞬間、夢の中が真っ暗になった。






「…子ちゃん、莉子ちゃん!」

「ん……」



 ゆっくりと思い瞼を開けると、私の肩を必死に揺すっている夏弥君の顔が目の前にあった。