「莉子ちゃん!!」
電気が着いていたリビングに入ると見当たらない莉子ちゃん。
どこ……!!??
リビングを見渡すとソファの後ろの方から見えた長い手。
「莉子ちゃん!?」
急いで駆け寄ると意識がないのか倒れていて返事をしない。
「どうしよう!?」
とりあえずソファに寝かせた。
青い顔で静かに息をしている莉子ちゃんを見ていると痛々しい。
俺はケータイを出して母さんに電話をした。
『もしもし? 今、何時だと…「母さん!! 莉子ちゃんが!!」』
『莉子ちゃん…? 莉子ちゃんがどうしたの!?』
俺はできるだけ落ち着いて事情を説明するとすぐに行くと電話を切られた。
暫くして母さんが莉子ちゃんの家に来た。

