「……え゛…!!??」
「…マジで?」
夏弥君に家に送ってもらった。
家に電気がついてなくておかしいなと思いながら玄関のカギを開けると入ったところすぐにある靴箱の上に置き手紙。
『朝、言おうと思ってたんだけど、お父さんとお母さんとアユは海外に用事があるので行ってきます。一晩空けるだけだから、優君ちに泊めてもらうなりしてね♪ お母さんより』
…嘘。
お姉ちゃんはよく仕事で海外に行くけど、それにお母さんとかも着いて行ったってこと?
「…どうする? とりあえず俺んち来る?」
「ううん、平気。料理はできるし1人で家にいるよ」
「でも…」
心配そうに私をみる夏弥君。
私は夏弥君にお礼を言って家から出てもらった。
「家まで送ってくれてありがとうね♪ おやすみ」
「…ちょ、莉子ちゃん!」
まだ何か言ってたけど…ドアを閉めた。