俺様男子


「…だいじょーぶー?」

「え…?」



 聞き慣れない声の持ち主に支えながら上を向く。






 誰、この人……。



 知らない男の人が3人私の顔を覗いてる。








 遠のく意識の中、その人達の声が上手く聞き取れなかった。






「―――――――ろ?」

「――――あぁ…俺――――」




 必死に意識を取り戻したところはさっきの公園のベンチの上。





 もうずいぶんと暗くなってる。





「あ、起きちゃった? 今からいいところだから静かにしててねー」




 男の人にそう言われて無駄に風のあたるお腹辺りをチラッとみた。





 ……ボタンが全部外されてる。