「…転校初日にこんなこと……」 「思ったより優君って簡単そうなんですよ」 「は?」 「簡単に堕ちてくれそうです」 優が…? 確かに仲はよさそうだったけど…優は単純じゃないはず。 そこだけ疑問だった。 私を脅してるのか本当なのか。 「それじゃあ餓死しないようにお気をつけて~」 含み笑いをした草野さんの足音が少しずつ遠ざかって行った。 …あるのは少しのお弁当の残りと大量の本だけ。 ケータイは屋上に置きっぱなしだ。