俺様男子


 草野だ。




「私、鈴木さん探してくる」



 そう言った草野は莉子の弁当箱とケータイを持って屋上から出て行った。







「…やっべ」





 小さくつぶやいた。







 後ろから異様なオーラを感じつつ。







「…優君-――――?」

「…ハイ」



 怖くて振り返れねぇ……。





「莉子ちゃん泣いてるわよ!? どうするの!!」

「やりすぎました」





 俺は振り返らないまま事情を話した。




「…バカね」

「…バカだなぁ。やりすぎだ」




 塁にまでため息を吐かれた。