お昼を食べ終わってから1時間くらいしてから午後チームと交代。




 私は優と2人で周る約束をしてた。




「どこから行く?」

「腹もまだ満腹だしな」

「私はまだまだ行けるよ~」

「…パス。あ、あそこ行く?」



 優が指を指したのはお化け屋敷。




「あ、パス」

「いいじゃん。行こうぜ。対して怖くねぇって」

「……嫌。雰囲気、お化け屋敷だし」


 壁に張り付いている私を優が引っ張る。


「…うし、行くか」

「え、ちょっと!! 話聞いてた!?」

「嫌なんだろ? じゃあ行こうか」



 話がつながってないよ!?



 嫌っていうのは優にとって肯定なのだろうか。





 無理矢理引っ張られて中に入った。





「絶対離れないでね!?」

「はいはい」



 腕にしがみつく。




 ボンドの匂いが鼻を通り過ぎて、雰囲気に酔いそう。