暫く夏弥君と話していると柚ちゃんたちが来た。
「誰このイケメン!」
塁君がハイテンションで尋ねてきた。
「優の弟だよ」
「な、夏弥です!」
「おー…キャラちげぇな~」
「真逆ッすよ」
一瞬、塁君のナース姿に一歩引いた夏弥君は私の後ろに隠れた。
すぐに顔だけ出して挨拶。
「女装ありなの?」
「ありなの!」
「…似合ってますね」
苦笑いで塁君のほうを見た。
「ありがと~、全然嬉しくねぇけど!」
夏弥君は結局1時間待ってくれて一緒に教室に行った。
「おかえり~」
クラスメイトが忙しそうにしながら迎えてくれた。

