「本当に大丈夫かよ…」
私のおでこを触って熱がないかを確かめる。
「ねぇよな…」
「ないよ」
暫くしてコップを手に持った優。
あ、飲む…?
飲んじゃう?
今頃になって罪悪感がわいてきた。
「莉子、こっち見過ぎ。そんな欲しい? 莉子のあるじゃん」
「いらないっ」
誰が飲むか、そんなおそろしいもの。
「…ゆ、優やっぱダメ!」
「ん…?」
こっちを見ながら返事をしたときにはもう遅くて、優は一口飲んでしまった。
「あー…」
「んなだよ、そんな欲しいならやるけど…?」
「いらない…」
…何も変わってない…よね?

