俺様男子


「…変な莉子だな……」

「変じゃないし」

「変…、俺ちょっとトイレ行ってくる」




 い、今いったら入れたくなるでしょ!!??




 そんな私の気も知らずにトイレに行った優。






 優の飲みかけのお茶が机の上に置いてある。





 その隣に小さな瓶。





「…大丈夫よね。気になるもん」



 私はどんな効果があるのか気になって仕方がなく、優の飲みかけのコップにその液体を入れた。





 透明だから入れても分からない。




 匂いもしなかった。





 すぐにトイレから戻ってきた優は私の顔をまた覗きこんだ。




「な、何」

「…いや、貧乏揺すり凄すぎ」

「あ」



 両手で足を押さえた。