いつの間にかベッドの上にいた私。




「あれ…」

「頼むから急に倒れんな」

「え、嘘!」

「嘘じゃねぇよ。学校出た途端あれはないわ」




 私のベッドの上に座って笑ってる優。




 あ、優のその笑顔好きだな…。




 とか思ってると優が『聞いてんの?』と顔を覗きこむ。




「許可した俺も悪いんだけど、とりあえず明日は休めよ!?」

「ん…ってここ優の家?」

「莉子んちの鍵の場所までは知らないし、家誰もいなかったから」

「そっか」



 慣れないベッド。




 相変わらず男のくせに私の部屋より片付いてる。




 荒らしてやりたいくらいだ。