俺様男子


 次の日、一応莉子は学校に行けない前提で迎えに行った。




「莉子―?」



 部屋に入るといつも通りまだ寝ている莉子。





 …これ、俺の女なのか……。





 ぐっすりと寝ている莉子の髪を触った。





「…ん…優」

「んー?」

「もう朝…?」

「おう。起きれるか?」



 莉子はいつもより寝起きが良いのか、少しだけ笑って体を起こした。



「いっぱい寝たぁ~♪」

「ダルい?」

「今のところは大丈夫かな」

「熱測れ」



 おばさんから預かってきた体温計で熱を測らせた。