俺様男子

 *莉子side*



 寒い。



 そう思って閉じていた目を開けて、傍においてあったカーデをとった。




「あ…」



 優も私の足を枕にして寝てた。





 私はそっとそのカーデを優にかけた。





「病み上がりなんだから無理しないでね…」

「……zz」




 少し喉乾いたかも。



 そう思って重い体を起こしてキッチンに行き、ペットボトルを2本とゼリーを2つとりだした。



「あれ…?」



 1つだけメーカーが違うオレンジゼリーがあった。




 ゼリーの上に冷却シートも置いてあった。





「…優かな?」



 私のために買ってきてくれたんだったらって考えると嬉しくなった。





 冷蔵庫をそっと閉じてもう一度上に上がった。