「じゃあ起こしてきます」 「ごめんなさいね~」 いつもにこにこしてる莉子の母さん。 莉子にそっくりだ。 莉子もあれくらいの歳になったらたぶんあんな感じなんだろうな。 まだまだ美人だ。 「莉子、はいるぞー」 軽くノックして部屋に入るといつも通りまだ寝てる莉子。 「莉子、起きろ」 莉子の肩に手を置いて揺する。 「あれ……」 おかしいな。 なんか苦しそう。 顔も赤い……? やっべ、移した!?