*優side*



 莉子と2人でいたはずなのにいつの間にか朝になってて傍に莉子は居なかった。






 一緒に住めたらずっと一緒にいれるのに。






「熱下がったの?」



 ちょうど起きた時、母さんが部屋に入ってきた。





「今測る」

「莉子ちゃんに何もしてないわよね?」

「してねぇよ。俺、寝ちゃったし」

「ならいいわ♪」



 母さんごめん。



 キスはした。




 でもキスはいいでしょ。





「何度?」

「36.5度」

「様子見て休む? まぁ、好きにしなさい」

「あぁ」



 熱は下がってた。




 俺は学校に行く気で莉子を迎えに行った。





「おはようございます」

「あ、優君…。悪いわね、まだあの子寝てるのよ」