「お前ら楽しそうだな」
「あ、優!」
優もキッチンに入ってきた。
「どうしたの?」
「のど乾いた…」
「あ、さっき買ってきたよ」
ビニール袋からペットボトルにはいった水を優に渡した。
「サンキュ」
「でも枕元に置いてなかった?」
「しらね」
「いや、知ってるでしょ」
そういうと私の後ろで夏弥君がクスクス笑ってた。
「なんだよ」
「いやだってさー」
「…」
「俺と莉子ちゃんに妬いたんじゃねぇの?」
「……ゴフッ」
優は口に含んでいた水を私の顔にぶちまけた。
「うわ…兄貴……」
「わり…」
近くにあったティッシュを抜き取って私の顔を拭いた。
「焦りすぎだよ、兄貴」
「うるさい」

