なんだか、優との距離がさらに縮まった気がする。
「あ、何度?」
「37.6度」
「まだ結構あるじゃん! 寝てなよ?」
「ん…」
ベッドに座ってた優はもう一度ベッドにもぐった。
「莉子は?」
「んー…晩御飯何食べたい?」
「飯」
「…他に何があるのよ! メニューを聞いてるんだけど」
「ん…と、莉子の得意料理で。ヘタにメニュー言うと後が怖い」
「失礼なッ」
私が怒って布団をポンっと叩くと小さな笑みを見せて私の頭に手を置いた。
「嘘、オムライスがいい」
「…はいはい。最初っからそう言えばいいのよ」
「あんまり甘くするなよ?」
「了解!」
優の部屋を出た。
やっばい…めっちゃドキドキした…。
頭にポンって乙女の夢だよ…。
あ、誰?
今、乙女じゃないだろって言ったの。

