俺様男子

 染めてないのにこんなに綺麗な茶髪。



 そっと手を離して優の顔を見ると目を瞑ってる。




 寝たのかな…?




「ん、莉子…」

「んー?」

「もうちょっと撫でて…。気持ちいい…」

「はいはい」



 言われたとおりに頭を撫でる。




 静かに聞こえてきた寝息。





 今日だけだからね。





 優はきっと熱があるから私にキスをしてきたり、こんなおねだりするんだろう。





 熱が下がればおしまい。





 それがなんだか少しだけ寂しかった。