俺様男子


 結局私もベッドの中に引きずり込まれていった。




 アリ地獄か、ここは。




 せめて薬飲んで寝てくれたら…。




 赤い顔しちゃって…。




 おでこを触るとまだ結構暑い。





「優…」

「んー」

「病院行く?」

「大丈夫…寝よ」



 私の抱き枕のようにして抱きしめる優。




「莉子、温かい…」

「こっちは暑いです」

「ん、ちょっとだけだから…」




 風邪を引くとひと肌が恋しくなるって本当のようです。




 優が私の頭を撫でてくる。



「くすぐったいよ」

「ん、我慢」



 私も優の頭を撫でる。



 サラサラの髪が私の指の間をすり抜けていく。




「綺麗な髪…」

「……」