俺様男子

 なぜかすぐに戻ってきた莉子。




「…どうした?」

「いや、ちゃんと寝てるかなと思って。ちゃんと寝てよ?」

「はいはい」

「あ、あとね…冷却シート持ってきたから」




 手に持っていた冷却シートをひらひらさせて俺の傍に来た。





「ちょっと冷たいけど…ごめんね」

「早く貼って」




 冷却シートだけ貼ると部屋を出て行った莉子。





 襲ってきた睡魔に負けて寝た。






 どれくらい時間がたったかわからねぇけど、いいにおいがして起きた。




「ん…」

「あ、起きた?」

「んー…」



 ベッドの横に座ってる莉子。




「もうお昼だよ? 食べる?」


 テーブルの上に置かれてる粥。