俺様男子

 *優side*



「優、待てよ」

「おー」



 後ろから声がして振り返ると笑顔の二人。





 手なんか繋ぎやがって。




「仲戻ったみたいだね」



 北川が嬉しそうに笑った。





 それから俺はひたすら耐えた。




「…頑張って」

「あぁ…」



 北川にそう言われて頑張った。





「そろそろ昼飯にする?」

「あぁ」



 北川がお勧めの店があるらしくそこに案内してもらい、そこで昼飯を食った。





 イタリアンの店だからか、なぜか女性客が多い。





 まぁ、気にするほどのことでもないけど。