俺様男子

 *優side*



「優、待ってよ~」




 後ろから走ってきた莉子。





 何事もなかったような顔をしてる。






 俺は余計なことしたんだろうな。






 莉子を家に送って、塁に電話した。




「莉子、大丈夫だった?」

「あぁ…。明日は何事もなかったように接してやって」

「…わかった。今から会わねぇ?」

「ん、じゃあ塁んちの向かうわ」

「サンキュ」




 電話を切って少し急ぎ足で来た道を戻る。