お風呂を出るとお母さんが夕食の準備をしてくれてた。 「先にみんな食べちゃったわよー」 「大丈夫ー」 私がいつも座ってる席にだけ並べられた料理。 座って食べ始めると前にお母さんが座った。 「で、何?」 「何って?」 「優君と付き合ってんの?」 「はぁ?」 箸でつまんでいたブロッコリーをお皿の上に落とした。 「なぁんだ…違うのか」 「違うよ!!」 「つまんないー!!」 足をバタバタさせて言うお母さんは子供っぽい。 未だに童顔なんだよね。 嫌なところが似たんだ。