俺様男子

「莉子ちゃん!」

「塁君ー」



 公園に行くとブランコに座ってる塁君を見つけた。




「隣どーぞ」

「あ、うん…」




 私が隣のブランコに座ると手に持っていた2本の缶を差し出された。




「どっちがいい?」




 ブラックコーヒーとお茶。




「じゃあお茶いい?」

「うん。どーぞ」




 お茶を渡された。




「で…どうしたの?」

「…俺がさ告白したこと気にしてる?」

「……」



 気しない方がおかしいんじゃないかな。




「気にしてるんだね(笑)」

「…うん」

「莉子ちゃんのことだからそうだと思ったー」

「ごめんね…。線を引くつもりはないの。でも…自然にね…」

「そっかー。仕方ないよね」



 そう言ってコーヒーを開けた優君は少し笑いながら一口飲んだ。