俺様男子

「もしもし?」

『あ、莉子ちゃん? 今から会えない?』

「いいけど…」



 昨日のことがあってからあまり乗り気のしない状態で会う場所を決めた。





 私の近くの公園だ。




『大丈夫だと思うけど…気をつけてね?』

「うん」

『じゃあまたあとで』




 家を出た時に考えてしまう。



 またキスされたらどうしようとか。




 全部見透かされてるような気がして。





 電話でも学校でも、普段と変わらない優しい塁君なのにどこかで恐怖に変わってる。





 塁君は私との距離を変えていないのに…私が変えてしまってる。