「ごめんね…ごめんね……」
ずーっと謝ってる柚ちゃん。
止めようにも止められない。
私も泣いちゃって声が出ないから。
「……ん…お前ら何泣いてんの?」
いかにも今目を覚ました感たっぷりの優が顔を上げた。
「ゆ、優ぅぅ~~…」
「は!? え、何…二人とも」
びっくりした顔をした優はすぐに優しい顔になって私と柚ちゃんの頭を撫でてくれた。
「ゆ、優君…」
「ん?」
「…昨日はごめんなさい。びっくりしたでしょう?」
涙をぬぐいながらそういう柚ちゃん。
昨日…?
思い当たるものがありすぎて分からない。
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